2026 ワールドルーキー最終戦 (レポート)

2026ワールドルーキー最終戦 (レポート)

ツェル・アム・ゼー=カプルーンで決着:2026年ワールド・ルーキー・スノーボード・チャンピオンが決定

スロープスタイル、ビッグエア、レールジャムの1週間にわたる戦いを経て、次世代のスノーボード・チャンピオンたちが誕生。
2026年3月21日から28日にかけて、ツェル・アム・ゼー=カプルーンにて「ワールド・ルーキー・スノーボード・ファイナル 2026」が開催され、冬のシーズンが公式に幕を閉じました。
7日間にわたり、このオーストリアのリゾートは次世代スノーボーダーたちの世界的な舞台となり、世界中から集まったトップクラスの若手ライダーたちが、スロープスタイル、ビッグエア、レールジャムの各競技で熱戦を繰り広げました。
全種目を通じて、ライディングのレベルは日ごとに高まり、アスリートたちは名誉あるU18(18歳以下)のタイトルを目指して、進化、創造性、そして安定感を追求。このファイナルがプロ・スノーボーダーへの道のりにおいて重要なステップであることを改めて証明しました。

●ビッグエアがファイナルの幕を開ける

Dmytro Luchkin (UKR) - ph. Andreas Amplatz

ツェル・アム・ゼー=カプルーンでのビッグエア・コンテストは、高いエネルギーとテクニカルなライディングでファイナルウィークのスタートを飾りました。

  • グロム女子: 今冬初めの「Rock A Rail Innsbruck」でのサプライズ勝利に続き、Marie Kuhlmann (GER) が優勝し、今シーズンの好調さを裏付けました。
  • ルーキー女子: Mariia Nikolskaia (AIN) がクリーンなバックサイド1080ミュートを決め、タイトルを獲得。
  • グロム男子: イタリアの Valter Panzeri (ITA) が勝利を収めました。
  • ルーキー男子: ウクライナの Dmytro Luchkin (UKR) が、完璧に実行されたバックサイド1620で観客を圧倒し、自身初となるワールド・ルーキー・スノーボード・チャンピオンの座に輝きました。彼は数週間前のジュニア世界選手権でも3つのメダル(銀1、銅2)を獲得しており、キャリア最高の結果を更新し続けています。

〇ビッグエア結果
ルーキー女子: Mariia Nikolskaia (AIN)
ルーキー男子: Dmytro Luchkin (UKR)
グロム女子: Marie Kuhlmann (GER)
グロム男子: Valter Panzeri (ITA)
ビッグエア決勝をもう一度見る

●創造的なスロープスタイルが今大会を象徴

Mariia Nikolskaia (UKR) - ph. Andreas Amplatz

今回のスロープスタイル・コンテストは、型にはまらない独創的なコースデザインが特徴的でした。クラシックなキッカー(ジャンプ台)のラインではなく、複数のレールセクション、ナックル、そして巨大なヒップが配置されたセットアップにより、ユニークな解釈とハイレベルなトリックの組み合わせが生まれました。
ライダーたちは、バックサイド900、ハーコンフリップ、キャブ720、スタイリッシュなアリウープなど、印象的で多彩なトリックを披露しました。

  • 女子部門: Marie Kuhlmann と Mariia Nikolskaia が再びトップに立ち、それぞれ今週2つ目のワールド・ルーキー・チャンピオンの称号を手にしました。
  • ルーキー男子: Dmytro Luchkin がその支配力を維持し、ビッグエアの勝利に加えてスロープスタイルでも金メダルを獲得。
  • グロム男子: スイスの Norin Keller (SUI) が優勝を果たしました。

〇スロープスタイル結果
ルーキー女子: Mariia Nikolskaia (AIN)
ルーキー男子: Dmytro Luchkin (UKR)
グロム女子: Marie Kuhlmann (GER)
グロム男子: Norin Keller (SUI)
スロープスタイル決勝をもう一度見る

●ウィンターコンディションの中、レールジャムで閉幕

Pyry Posio (UKR) - ph. Andreas Amplatz

最終種目を前に冬の気候が戻り、レールジャム・コンテストは厳しいコンディションの中で行われました。

  • グロム男子: Norin Keller (SUI) が今週2度目の勝利を飾りました。
  • グロム女子: 日本の Juri Nakayama/中山珠莉 (JPN) が、力強く一貫性のあるパフォーマンスで高い評価を得ました。
  • 今大会最大のハイライト: ルーキー女子カテゴリーにおいて、Mariia Nikolskaia がレールジャムでも勝利し、見事な「クリーン・スウィープ(全種目制覇)」を達成。2026年のワールド・ルーキー・スノーボード3冠王に輝きました。
  • ルーキー男子: フィンランドの Pyry Posio (FIN) がレールジャム・コンテストを制しました。

〇レールジャム結果
ルーキー女子: Mariia Nikolskaia (AIN)
ルーキー男子: Pyry Posio (FIN)
グロム女子: Juri Nakayama/中山珠莉 (JPN)
グロム男子: Norin Keller (SUI)
レールジャムをもう一度見る

〇単なる競技以上の価値

ツェル・アム・ゼー=カプルーンでの雪上のアクションだけでなく、このファイナルは世界中の若手ライダーにとって充実した体験となりました。ワークショップからゲレンデ外での交流のひとときまで、ワールド・ルーキー・ツアーは、ライダーたちが成長し、繋がりを築き、結果以上のものを生み出す場所であり続けています。
これは単に勝つことだけが目的ではなく、一歩踏み出し、限界を押し広げ、スノーボードの未来を形作る次世代の一員になることが重要なのです。
今週の大会が証明したことがあるとすれば、それは競技レベルが急速に上がっているということです。巨大なビッグエアのトリックから、独創的なスロープスタイルのライン、激しいレールジャムのアクションまで、今シーズンで最もエキサイティングな瞬間がこのファイナルで刻まれました。
未来はここにあります。そして、それはまだ始まったばかりです。

●ワールド・ルーキー・ツアー(WRT)について

ワールド・ルーキー・ツアーは、世界スノーボード連盟(WSF)や各国の協会と提携し、Black Yeti ssrlによって運営されています。2005年にユースのスノーボードイベントとして誕生し、現在は18歳以下のライダーを対象としたスノーボード、フリースキー、スケートボード、サーフィンの高品質な国際イベント「ルーキー・フェスト」を、欧州、南北アメリカ、オセアニア、アジアで展開しています。
このツアーは競技だけでなく、プロのアクションスポーツ界で成長するための写真・動画撮影セッション、雪崩救助講習、業界関係者とのミーティング、英語でのトークなど、多彩なアクティビティを提供しています。シーズン末に開催される「ワールド・ルーキー・ファイナル」は、約30カ国から集まった最高の若手たちが競い合い、楽しむユニークな祭典です。


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