ハーフパイプレポート
(TS;西田好一)

開催日;2000年3月9日(木)
競技開始時間;午前8時8分
コース名;ツインパイプ右側
天候;曇
気温;-8度

(ジュニア男子)
将来の日本のスノーボード界を背負って行く可能性が一番高いこのクラスのカテゴリーとして 、昨年より一層希望が見えて来たように思います。優勝した星野徹選手(ビッグランチ)は、 ポイント差を見ればわかりますが、技の完成度も高く、内容度もあるというのが勝因であった と思います。

(一般男子)
第一印象としては選手が勝つ為のトレーニングをしていると実感しました。予選の1、2本目 は絶対に決勝に進みたいという気持ちの表れでしょうか、他の選手のルーティーンを確認し ながら慎重な滑りで確実性を狙って来ていました。決勝に進めなかった選手の中にも自分の スタイルを生かしたライディングが出来ていれば、結果は変わっていたかもしれません。こ の大会の決勝だけはベストポイント制(1本目と2本目の内、良い方のポイントを採用)を 取った事によって、決勝では予選にない選手の思い切ったライディングが見られて楽しかったです。 決勝でベストポイント制を設定したのは、女子(前日)で使用したパイプが斜度の割には 壁が高かったという事で、失敗のリスクが高いという点から十二分に討議を行ったジュリ ー会議での結果です。

(シニア男子)
シニアメンは参加人数が少なかったのですが、シニアメン=レジェンドというように、大人 のハーフパイプを若い人達にももっと見せて、スノーボードの可能性をアピールする事を 期待しております。

(HP総括)
ジャッジシステムの方式が色々変わっている中で、高く飛んで、完成された技、評価の高い ルーティーンなどを理解して大会に出てくる選手が増えてきました。これはジャッジシステ ムを勉強している選手が増えているという事でしょう。ただジャッジはそれ以上に厳しく細 かく見ているので、上手い選手は上手い、完成されている選手はされている、逆に未完成な ものにはジャッジは厳しく、ポイント差がハッキリ出てきます。この点は今後もっと厳しく なってくると同時に重要視されてくる部分です。ですからこの全日本の結果を基に自分自身 をもっと振り返って欲しいと思います。



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